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2026/02/12

「税理士」という言葉を聞くと、難解な数式や専門用語が飛び交う近寄りがたい世界を想像するかもしれません。

しかし、未経験から税理士を目指すことは決して不可能ではありません。むしろ、税理士を目指すための努力と正しい方向性さえあれば、誰でも税理士の扉を開くことができます。

本記事では、「税理士」と「未経験」をテーマに、未経験から税理士を目指す上で重要なポイントを徹底解説し、あなたの挑戦を力強くサポートします。

単なる情報提供に留まらず、読者の皆様が「これなら自分にもできる!」と確信し、行動を起こすきっかけとなれば幸いです。

今後、税理士としてキャリアを形成していきたいとお考えの方は是非とも参考にして下さい。

・未経験でも税理士を目指せる理由
・未経験から始める具体的なステップ
・未経験から税理士になるための鍵

未経験でも税理士を目指せる理由

まず初めに、未経験でも税理士を目指せる理由について解説します。

税理士で未経験というのは壁を感じるところがあるかもしれませんが、「経験がないから無理だ」と諦めてしまうのは、あまりにもったいないことです。税理士業界は、未経験者にもチャンスが豊富にあります。

税理士事務所では、「税理士補助」という職種が未経験者にとって絶好の足がかりとなります。

税理士の指示のもと、記帳代行や書類作成などの業務に携わることで、実務経験を積みながら税理士資格取得を目指せるのです。これは、未経験者が税理士業界に飛び込むための、最も現実的で効果的な方法の一つと言えるでしょう。

また、税理士試験自体は難関ではありますが、働きながら学習を進めることは十分に可能です。むしろ、実務経験を通して得られる知識は、試験勉強においても大きなアドバンテージとなります。理論と実践を相互に作用させることで、より深く、効率的に学習を進めることができるのです。

さらに、税理士事務所の働き方は、正社員だけでなく、パート・アルバイトなど多様な形態があります。

試験勉強に集中するために、短時間勤務を選択することも可能です。自分に合った働き方を選択できる柔軟性も、未経験者が挑戦しやすい理由の一つです。

未経験から始める具体的なステップ

次に、未経験から始める具体的なステップについて解説します。

具体的には、未経験者が税理士になるための具体的なステップに焦点を当てた上で、各ステップの背後にある意図や成功するためのポイントを深く掘り下げ、税理士への道を切り開くための実践的な方法を詳しく解説します。

今回は、具体的なステップについて3点解説します。

①簿記の基礎知識を習得して会計の土台を築く

1点目は、簿記の基礎知識を習得して会計の土台を築くことです。

税理士業務の根幹を成すのは、間違いなく簿記の知識です。簿記は、企業の経済活動を記録・計算・整理するための技術であり、会計の言語とも言えます。税理士として活躍するためには、この簿記の基礎をしっかりと理解していることが不可欠です。

簿記の学習を始めるにあたって、最も効果的な方法の1つが日商簿記検定の受験です。特に、日商簿記2級の取得は、税理士事務所への就職活動において有利に働くことはもちろん、その後の実務においても非常に役立ちます。

2級レベルの知識があれば、基本的な仕訳や財務諸表の作成、分析などができるようになり、税理士業務の基礎をしっかりと身につけることができます。

簿記の学習方法は、独学、通信講座、専門学校などの選択肢があります。自身の学習スタイルや予算に合わせて最適な方法を選びましょう。

独学の場合は、市販のテキストや問題集を活用し、計画的に学習を進める必要があります。一方、通信講座や専門学校では、体系的なカリキュラムや講師のサポートを受けられるため、効率的に学習を進めることができます。

簿記の学習で重要なのは、単に暗記するのではなく、その背後にある意味を理解することです。

「なぜこのような仕訳をするのか」や「財務諸表は何を表しているのか」といった根本的な部分を理解することで、応用力も身につきます。また、過去問を繰り返し解くことで、試験の傾向を把握し、実践力を養うことも重要です。

②税理士事務所への就職で、第一歩を踏み出す

2点目は、税理士事務所へ就職し、税理士のキャリアの第一歩を踏み出すことです。

簿記の基礎知識を身につけたら、いよいよ税理士事務所への就職活動です。未経験者にとって、税理士事務所への就職は、実務経験を積みながら税理士資格取得を目指すための重要な第一歩となります。

税理士事務所の求人情報については、求人サイト、税理士紹介会社、事務所のウェブサイトなどで見つけることができます。未経験者歓迎の求人や税理士補助の求人に注目しましょう。また、地域によっては、地元の税理士会などが求人情報を掲載している場合もあります。

就職にあたって履歴書や職務経歴書を作成する際には、税理士を目指す熱意や学習意欲を明確に伝えることが重要です。未経験であることを卑屈に捉えるのではなく、今後の成長への意欲や簿記の学習経験などを積極的にアピールしましょう。

面接では、自己PRや志望動機、キャリアプランなどを聞かれることが一般的です。未経験であることを正直に伝え、今後の学習計画や実務を通してどのように成長していきたいかを具体的に説明しましょう。

また、税理士業務に関する基本的な知識や、時事問題などについても質問される可能性があるため、事前に準備しておくと良いでしょう。

就職活動は、時に長期戦となることもあります。焦らず、根気強く活動を続けることが大切です。また、複数の事務所に応募することで、選択肢を広げることも可能です。

③実務経験を積みながら試験勉強を行う

3点目は、実務経験を積みながら試験勉強を行うことです。

税理士事務所に就職した後は、実務を通して税理士業務の実際を学びながら、税理士試験の勉強も継続していくことになります。仕事と勉強の両立は大変ですが、計画的に進めることで、着実に合格に近づくことができます。

実務を通して学ぶことは、試験勉強だけでは得られない貴重な経験となります。先輩税理士や同僚からのアドバイスを積極的に求め、貪欲に知識を吸収していきましょう。また、日々の業務の中で疑問に思ったことは、そのままにせず積極的に質問するように心がけましょう。

加えて、仕事と勉強を両立するためには、効率的な時間管理が不可欠です。通勤時間や休憩時間などの隙間時間を有効活用し、計画的に学習を進めましょう。週末や休日などを利用して、まとまった学習時間を確保することも重要です。

試験勉強の方法についても、自分に合った方法を見つけることが重要です。具体的には、予備校に通ったり、通信講座を利用したり、独学するなどの選択肢があります。過去問を繰り返し解くことで、試験の傾向を把握し、実践力を養うことも大切です。

仕事と勉強の両立は、時に精神的にも体力的にも負担がかかることがあります。モチベーションを維持するためには、明確な目標を設定し、定期的に進捗状況を確認することが大切です。可能であれば、同じ目標を持つ仲間と交流することで刺激を受け合い、モチベーションを維持することができると良いです。

未経験から税理士になるための鍵

最後に、未経験から税理士になるための鍵について解説します。

未経験から税理士を目指す道のりは、決して平坦ではありません。時には、困難に直面することもあるでしょう。

しかし、正しい心構えを持って継続することで、必ず目標を達成することができます。

まずは、「いつまでに税理士資格を取得する」というような具体的な目標を設定しましょう。目標を明確にすることで、モチベーションを維持しやすくなります。

目標達成までの道のりを細分化し、短期的な目標も設定することで、進捗状況を把握し、達成感を感じながら進んでいくことができます。

とはいえ、税理士試験は長丁場の戦いです。途中で諦めてしまうことなく、継続する意志を持つことが何よりも重要です。時には壁にぶつかることもあるかもしれませんが、諦めずに努力を続けることで、必ず道は開けます。

また、税理士に挑戦する上では、家族や職場の同僚など、周囲のサポートを活用しましょう。悩みを相談したり、励ましてもらったりすることが精神的な支えになります。税理士試験の予備校や勉強会に参加することで、同じ目標を持つ仲間と交流し、刺激を受けながら学習を進めることもお勧めです。

自分の可能性を信じて一歩踏み出そう

ここまで読んでみて、いかがでしたでしょうか。

未経験から税理士になるという大きな目標を達成するためには、まず明確な目標設定が不可欠です。

最終的な目標だけでなく、短期的な目標も設定し、段階的な計画を立てることで、何をすべきかが明確になり、迷うことなく行動に移せるようになります。

いつまでにどのレベルの知識を習得するか、どのような方法で学習を進めるか、試験対策はどのように行うかなど、具体的な計画を立て、それを着実に実行していくことで、目標達成までの道のりが明確になり、モチベーションを維持しやすくなります。

自分の可能性を信じ、綿密な計画に基づき、着実に一歩踏み出しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。