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2026/02/19

就職活動において、「経理」という分野は安定性と専門性から常に一定の注目を集めています。

しかし、未経験から経理職を目指すとなると、「本当に未経験でも経理になれるのか?」や「大阪で経理の仕事は見つかるのか?」や「大阪と東京で経理職にどのような違いがあるのか?」といった不安や疑問を感じる方も少なからずいらっしゃるのではないかと思います。

本記事では、未経験から大阪で経理職に就いた私の実体験、その後の実務経験、そして学びを通じて得た知見を解説し、未経験から経理職に挑戦する方の参考になるような記事を目指します。また、大阪と東京でどのように働き方に違いがあるのかについても合わせて解説します。

また、本記事では、読者の皆様が自身のキャリアを深く考え、主体的に選択するためのきっかけとなることを目指しています。特に、大阪という地域に焦点を当て、大阪ならではの就職事情や企業文化、そして未経験者が経理職に就くための具体的な戦略を解説しますので、是非最後までお読み下さい。

・未経験から経理を目指したきっかけ
・大阪での就職活動
・入社後の実務と成長
・大阪で働くことの良さ
・大阪と東京の徹底比較

未経験から経理を目指したきっかけ

まずは、私が未経験から経理を目指したきっかけについて解説します。

私が未経験から経理職を目指すようになったきっかけは、数字を分析することを追求した仕事をしたかったからです。

大学時代はサービス業で数年間働いていましたが、業務の中で数字を扱う機会があり、日々の売上データや顧客データを分析するうちに、数字を通して物事を客観的に捉え、課題を発見し、改善策を提案することに面白さを感じるようになりました。

例えば、ある時期に特定の商品の売上が落ち込んでいることに気づき、その原因を分析した結果、商品の陳列方法に問題があることが分かりました。

実際に陳列方法を変更したところ、売上が回復し、数字を通して貢献できたことに大きな喜びを感じました。この経験を通して、数字を通して企業活動に貢献する経理という仕事に魅力を感じるようになったのです。

大阪での就職活動

次は、大阪での就職活動について解説します。

大阪での就職活動では、地元に根付いた中小企業を中心にアプローチしました。大阪には、古くから商人の街として栄えてきた歴史があり、地元を大切にする企業文化が根付いています。そのため、地元出身者や大阪にゆかりのある人材を積極的に採用する傾向があると感じました。実際に私も、大阪出身であることを面接でアピールすることがありました。

具体的な就職活動の方法としては、一般的な就職サイトだけでなく、大阪府が運営する就職支援サイトやハローワークなども活用しました。特に、ハローワークでは、地元の中小企業の求人情報が多く掲載されており、未経験者歓迎の求人情報も見つけることができました。また、大阪商工会議所などが主催する合同企業説明会にも積極的に参加し、様々な企業の人事担当者と直接話をする機会を得ました。

入社後の実務と成長

次は、入社後の実務と成長について解説します。

経理担当として入社したものの、実際は経理業務だけでなく、総務・人事・IT関連の業務も兼務することがありました。一人で複数の業務を担当することは大変でしたが、それだけ幅広い経験を積むことができますので、とても良い経験になりました。

具体的な業務内容としては、伝票起票、仕訳、帳簿記入といった基本的な経理業務に加え、給与計算、社会保険の手続き、備品管理、社内システムの管理なども担当しました。最初は、覚えることが多くて大変でしたが、上司や先輩社員が丁寧に指導してくれたおかげで、徐々に業務に慣れていくことができました。

また、実務をこなしていくうちに簿記の知識だけでなく会計ソフトの使い方や税務申告の手続きなど、より実践的な知識やスキルを身につけることができました。特に、税務申告の時期は、税理士の先生と連携しながら作業を進めることが多く、税務に関する知識を深めることができました。

大阪で働くことの良さ

私は大阪も東京も実際に住んで働いていたことがありますが、私の経験上、大阪は東京以上に地元の人々との繋がりを大切にし、社員同士のコミュニケーションも活発な傾向があると感じます。これは、東京の企業文化とは大きく異なる点と言えるでしょう。

一方、東京の企業は、グローバルな展開をしている大企業が多く、ドライで合理的な関係を重視する傾向があります。もちろん東京でも良好な人間関係を築くことは可能ですが、大阪の方がより親密な関係を築きやすいと感じます。

また、経理職という観点から見ると、大阪の中小企業では、経理担当者が経営陣と直接コミュニケーションを取る機会が多く、経営に関する知識や視点を学ぶことができます。これは、東京の大企業ではなかなか経験できないことです。

一方、東京の大企業では、経理部門が細分化されており、担当業務が限定的なことが多いです。そのため、専門性を深めることはできますが、経営全体を俯瞰する視点を養うのは難しいかもしれません。

また、キャリアパスという観点でも、大阪と東京では違いがあります。大阪では、地元の中小企業で経験を積み、その後独立開業するというキャリアパスを選ぶ人が多いですが、東京では、大企業でキャリアを積み、その後外資系企業やコンサルティングファームなどに転職するというキャリアパスを選ぶ人が多いように感じます。

さらに、生活面においても、大阪は東京と比べて物価が安く、生活しやすいと感じます。特に、家賃や食費は東京よりも安く、生活費を抑えることができる点がメリットです。また、東京は情報や文化の発信地ということもあり、刺激的な環境ですが、生活費が高いことや通勤ラッシュが激しいことなどのデメリットがあります。一方、大阪ではこういったデメリットが東京より少ないです。

このように、大阪と東京では、企業文化、働き方、キャリアパス、生活環境など、様々な面で違いがあります。どちらが良いということは一概に言えませんが、自身の価値観やキャリアプランに合わせて、最適な選択をすることが重要です。

大阪と東京を徹底比較

もっと具体的に、経理職という観点で大阪と東京について、徹底的に比較していきます。

大阪と東京では、経理職を取り巻く環境にも大きな違いがあります。今回はその中でも「企業規模・求人状況」と「業務内容・求められるスキル」について解説します。

なお、本内容は私の実体験も踏まえた内容となっておりますので、必ずしも全てが当てはまるわけではございません。あくまで参考程度にお読み頂ければ幸いです。

入社後の実務と成長

①企業規模・求人状況

1点目は、企業規模・求人状況についてです。

大阪は、東京よりも中小企業や老舗企業が多く、経理担当者の採用は比較的安定している傾向があります。実際に、未経験者向けの求人も多い点が特徴です。

一方、大企業の本社機能は東京に集中しているため、大規模な経理部門や高度な専門性を求められる求人は東京に比べると少ないです。

東京は、大企業や外資系企業、ベンチャー企業などが集積しており、経理職の求人数は非常に多いですが、高度な専門知識や経験を求められる求人が多く、未経験者向けの求人は大阪に比べると少ない傾向にあります。

②業務内容・求められるスキル

2点目は、業務内容・求められるスキルについてです。

大阪では、中小企業が多いことから、経理業務に加えて、総務、人事、労務など幅広い業務を兼務することが多い傾向があります。そのため、ジェネラリストとしての能力が求められることが多く、経営陣との距離も近いため、経営視点やコミュニケーション能力も重要となることが多いです。但し、最新の会計基準やシステム導入は大企業に比べると遅れる可能性があります。

一方、東京では、大企業が多いことから、経理部門が細分化されており、担当業務が専門的になる傾向があります。そのため、スペシャリストとしての能力が求められることが多く、IFRS(国際財務報告基準)や連結決算、税務コンサルティングなど、高度な専門知識やスキルが求められることが多いです。

それ故に、最新の会計基準やシステム導入も早く、高度な専門知識やスキルを習得しやすい環境が大阪より整っていると言えます。

あなたに合った環境で経理職のキャリアを築こう

ここまで読んでみて、いかがでしたでしょうか。

経理職はどの業界・企業でも必要とされる重要なポジションであり、大阪と東京では働き方や求められるスキルに違いがあるものの、大切なのは自分にとって最適な環境を見極めることです。

未経験からの経理職転職は決して簡単ではありませんが、「どのような企業で働きたいのか」や「どんなスキルを身につけたいのか」などを明確にし、それに向けた準備をすれば、必ずチャンスは広がります。

大阪と東京、どちらの環境が自分に合っているかを考えることが重要になりますが、どちらにしても、未経験から経理職を目指すなら、日商簿記の資格取得やエクセルスキルの習得を通じて採用の可能性を高め、実務経験がなくても「やる気」と「学ぶ姿勢」をアピールすることが大切になります。

また、働く環境は給与などは仕事内容と同じくらい重要な要素であり、面接や企業の口コミを参考にしながら自分が馴染めそうな職場かどうかをチェックすることで、より満足のいく転職ができるでしょう。

未経験だからといって経理職への道が閉ざされているわけではなく、むしろこれから学びながら成長できる可能性が大いにあるため、転職活動の最初の一歩として情報収集と自己分析を行い、焦らず自分に合った企業を見つけることが大切です。

あなたの挑戦を心から応援しています。

将来、自分がどうありたいかという目標を明確に持つようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。