
監査法人の年収って正直どれくらいなの?
- 監査法人
本記事では、「監査法人」と「年収」をテーマとしたキャリア形成について解説します。
具体的には、監査法人における年収について、職位による年収階層と職位以外の要因に分けた上で詳しく解説し、その実態に迫ります。
監査法人でのキャリアは、専門性を高めるだけでなく、安定した収入を得る手段としても注目されています。しかし、年収の水準や構造は、所属する監査法人やキャリアのステージ、さらには業務内容によって大きく異なります。本記事では、そういった背景も踏まえて、解説いたします。
監査法人についてご興味がある方や年収を上げたいとお考えの方は是非とも参考にして下さい。
・職位による年収階層
・職位以外の要因による年収の影響
・経営企画の求人市場の現状
・経営企画の求人市場を分析
・筆者の実体験:スキルアップとしての経営企画
職位による年収階層
まずは、職位による年収階層について解説します。
監査法人における年収の実態に深く関係するのは、職位による年収階層です。職位の種類は監査法人によって様々ですが、一般的には「アソシエイト」と「マネージャー」と「パートナー」に分かれます。
①アソシエイト(スタッフ)
1点目は、アソシエイト(スタッフ)です。
アソシエイトは、公認会計士試験に合格したばかりの新卒や経験の浅い若手が就くポジションです。年収はおおよそ400万~600万円程度が一般的で、基本給に加えて繁忙期の残業代が支給されます。
繁忙期には月間の労働時間が増えるため、実際の手取りはさらに高くなるケースがあります。この段階では、監査の基礎を学びながら、クライアント対応やデータ分析などの実務スキルを身につけることが求められます。
②シニアアソシエイト
2点目は、シニアアソシエイトです。
シニアアソシエイトは、数年の経験を積み、監査チームのリーダーとして業務を指揮するポジションです。年収は600万~800万円程度に上昇します。この段階では、クライアントとの直接的なやり取りや、監査計画の立案、進捗管理など、より高度な業務が求められます。
また、複数のクライアントを同時に担当することも多く、業務負荷が増える一方で、リーダーシップや問題解決能力が鍛えられます。
③マネージャー
3点目は、マネージャーです。
マネージャーは、チーム全体を統括し、クライアントとの契約交渉や監査計画の最終承認を担う役職です。年収は900万~1,200万円程度で、ボーナスの割合が増加する傾向があります。
マネージャーは法人内での昇進競争が激化する段階でもあり、専門性だけでなく、法人全体への貢献度やビジネススキルが重要視されます。
④シニアマネージャー・パート
4点目は、シニアマネージャー・パートナーです。
監査法人の経営層に近いポジションで、年収は1,500万~3,000万円、場合によってはそれ以上に達します。特にパートナーは、法人の利益に直接影響を与える役割を担い、新規クライアントの獲得や既存顧客との長期的な関係構築が求められます。
年収はかなり魅力的ですが、ここに至るまでには相当の労力と時間がかかります。
職位以外の要因による年収の影響
職位による年収階層についてご理解いただいたところで、次は職位以外の要因による年収の影響について解説します。
監査法人での年収は職位やスキルだけでなく、所属法人の規模や業務内容、個人の専門性や経験値など、様々な要因によって大きく左右されます。
今回は職位以外の2つの要因について、解説します。
①監査法人の規模
1点目は、監査法人の規模によるものです。
例えば、Big 4と呼ばれる大手監査法人では、報酬水準が高い傾向にあります。これらの法人では、規模の大きいクライアントやグローバル案件を多く扱うため、職員の業務量や求められるスキルも非常に高い水準にあります。
一方で、中小規模の監査法人では、Big 4と比較すると年収水準はやや低めであるものの、業務の幅が広く、監査以外にも税務やコンサルティング業務に携わる機会が多いため、多様なスキルを身につけたい人には魅力的な選択肢となることがあります。
また、職場の規模が小さいため、早期に責任ある役割を任されることもあり、これがキャリア形成や将来的な年収向上につながる可能性もあります。
②個人が持つ資格とスキル
2点目は、個人の持つ資格とスキルによるものです。
監査法人では、公認会計士が基本的な要件となりますが、それ以外にも追加的なスキルや資格が年収に影響を与えることがあります。例えば、税理士、公認金融アナリスト、公認内部監査人など、部分的に専門分野に関連する資格を持つことで、年収をさらに増加することができるケースがあります。
これらの資格は、監査法人内での異動や新しい業務領域への挑戦を可能にし、より高い評価と報酬を得るための手段となることでしょう。
他にも、チームを率いる能力やプロジェクトの進行管理スキルも昇進や年収向上において重要な要素です。特に、マネージャー以上の役職では、技術的なスキルだけでなく、リーダーシップやクライアントとの交渉力が求められるため、これらのスキルを持つ人材は高く評価されます。
監査法人では、業務の複雑化や規制の変化に対応するため、継続的な学習が必要です。法人が提供する研修や外部セミナーを積極的に活用し、新しい知識を習得することで、年収増加やキャリアアップの機会を広げることができます。
監査法人で理想の年収を目指そう
ここまで読んでみて、いかがでしたでしょうか。
監査法人での年収は魅力的ですが、繁忙期の長時間労働やプレッシャーの大きさも伴います。そのため、年収だけでなく、働き方やキャリアパスを総合的に考慮することが重要です。そのあたりをきちんと考慮出来ていれば、継続的に安定した年収と共に専門性や経験を積むことができます。
年収を向上させるための戦略を実践しつつ、バランスの取れたキャリアを築いていきましょう。本記事が何か1つでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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