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2025/03/12

本記事では、「監査法人」と「未経験」をテーマとしたキャリア形成について解説します。具体的には、監査法人の社会的役割、未経験で監査法人に挑戦する際の課題と克服方法について解説します。

監査法人は、公認会計士や会計の専門知識を持つ人だけの職場と思われがちですが、近年では未経験者の採用にも積極的な姿勢を見せています。

特に、監査法人が多様化する業務や人材の多様性を求める中で、異業種からの転職者や新しい視点を持つ人材の需要が高まっています。本記事では、そういった背景も踏まえて解説いたします。

今後、監査法人への就職・転職を検討されている方や監査法人にご興味がある方は是非とも参考にして下さい。

監査法人の社会的役割

未経験者が直面する課題とその克服方法

監査法人の社会的役割

まずは、未経験者が監査法人に挑戦する上で前提となる「監査法人の社会的役割」について解説します。

監査法人は、単なる会計や財務の専門家集団ではなく、企業や社会に対して多大な影響を与える重要な役割を果たしています。未経験者がこの分野に挑戦する際、その社会的意義を理解することで、業務に対するモチベーションや目標意識を高めることができます。

今回は3つの観点から、監査法人の社会的役割について解説します。

①企業の信頼性を支えること

1点目は、企業の信頼を支えることです。

監査法人の主な仕事は、企業の財務諸表の信頼性を確認することにあります。これにより、投資家・株主・金融機関などのステークホルダーが安心して意思決定を行うことができます。

未経験者であっても、このような重要な業務に関与することで、社会全体の経済活動を支える一翼を担う実感を得ることができます。特に、監査業務を通じて企業の内部構造や財務状況を深く理解する経験は、他の業界では得られない貴重なものです。

②コンプライアンスと倫理を推進すること

2点目は、コンプライアンスと倫理を推進することです。

企業が法令を遵守して適切な経営を行うためには、監査法人の存在が欠かせません。特に近年では、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の拡大や国際的な規制の強化により、監査法人の役割はますます重要になっています。

未経験者にとって、これらの分野での知識を深めることは、自身のキャリアにとっても大きな価値を持ちます。

③持続可能な社会貢献を目指すこと

3点目は、持続可能な社会貢献を目指すことです。

監査法人は、企業の財務状況だけでなく、環境や社会への影響についても評価する役割を担っています。例えば、企業のサステナビリティレポートの検証業務など、従来の財務監査を超えた分野での活動が増えています。

未経験者でも、このような業務を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する機会を得ることができます。

未経験者が直面する課題とその克服方法

監査法人の社会的役割についてご理解いただいたところで、次は未経験者が監査法人で直面する課題とその克服方法について解説します。

未経験で監査法人に挑戦する場合、いくつかの課題が存在しますが、これらの課題を正しく理解し、対策を講じることで成功への道を切り開くことができます。是非ともご参考になさって下さい。

①専門知識不足

1点目の課題は、専門知識不足です。

監査法人では、会計や監査に関する知識が求められますが、未経験者にとって、これらの専門知識が不足していることは不安要素となりがちです。これに対する克服方法ですが、事前に基本的な会計知識を学ぶことがおすすめです。まずは、オンライン学習や入門書を活用し、簿記や財務諸表の読み方などを学ぶと良いでしょう。また、入社後の研修を活用して知識を深めることも重要です。さらに、業務に関連するリアルなケーススタディを学ぶことで、即戦力としてのスキルを養うことも可能です。

②業務の適応

2点目の課題は、業務の適応です。

監査法人の業務内容は慣れが必要なものばかりで業務に適応するまでに一定の時間がかかります。しかも、繁忙期にはタイトなスケジュールの中で業務の遂行が求められることがありますので、未経験者にとって、このスピード感に慣れるのは簡単ではありません。

これに対する克服方法ですが、業務を効率的に進めるためのタイムマネジメントスキルを磨くことがお勧めです。具体的には、優先順位をつける能力やツールを活用した効率的な作業が役立ちます。また、同僚や上司に適切に相談し、サポートを受けることも重要です。さらに、繁忙期の具体的なスケジュールや業務内容を事前に把握し、計画的に準備を進めることで、スムーズな適応が可能となります。

③チームとしての連携

3点目の課題は、チームとしての連携です。

監査業務はチームで進めることが多いため、円滑なコミュニケーションが欠かせません。円滑なコミュニケーションを実現する上では、専門用語や監査法人独自の文化などがございますが、未経験者がそれらに馴染むまで時間がかかることが多いです。

これに対する克服方法ですが、コミュニケーションエラーを恐れず積極的にコミュニケーションを取る姿勢を持つことです。分からないことがあれば素直に質問し、フィードバックを受け入れる姿勢を示しましょう。

また、業務に関連する専門用語やフローを早めに覚えることで、スムーズにチームに馴染むことができます。加えて、他のメンバーの働き方を観察し、適切なタイミングでの発言や提案を心掛けるようにすれば、信頼関係を築くことが可能です。

失敗を恐れず監査法人に挑戦しよう

ここまで読んでみて、いかがでしたでしょうか。

監査法人は、未経験者にとっても多くの可能性を秘めた職場です。専門スキルを学びながら、多様なキャリアパスを広げるチャンスがある一方で、専門知識の不足や業務スピードへの適応といった課題も存在します。

しかし、これらの課題を正しく理解して適切な対策を講じることで、未経験者でも監査法人で成功することは十分に可能です。学び続ける姿勢と積極的な行動を持って挑戦することで、監査法人でのキャリアを充実させる第一歩を踏み出しましょう。

本記事が何か1つでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。