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2019/06/29

人事・上司が評価するUSCPAの3つのポイント③

皆さん、こんにちは。今回はいよいよUSCPA(米国公認会計士)の評価ポイントの最終回。これまでは「英語力」「会計・ビジネスの知識」と言ったハードスキルが中心でしたが、今日はソフトスキルに注目します。

USCPAの評価されるポイント

①ビジネスレベルの英語力を兼ね備えている

②グローバルな会計・ビジネス知識を有している

③業務効率の良さ&バイタリティの高さ

このソフトスキルは、あなたが入社した時に企業・法人においてどのような働き方が期待できるのか、そのイメージ醸造にも繋がります。

今回のポイントをしっかり押さえて、自分の言葉で表現できれば、職務経歴書の「自己アピール」部分にもピッタリの内容ですよ!

就業しながら資格をとるマルチタスクプレイヤー!

まず初めにUSCPAホルダーの一つの特徴として、就業しながら資格取得を達成する方が多いことが挙げられます。今回ご紹介する評価ポイントは、この取得背景に密接に関わっているのです。

晴れてUSCPA全科目合格を果たした方の転職支援をする際に、多くの方が口にされるのが「仕事と資格取得の両立」が大変だったということ。

日々の業務をしっかりと遂行しながら、目標に向かって綿密なスケジュールを組み、かつそれを実行に移す。

社会人と受験生、二足のわらじを両立してきた貴方を、企業は「デキル人間」と評価してくれるのです。(資格欄に「USCPA」と記載するだけで、その背景・努力を汲み取ってくれる企業もありますが、全ての企業がそうとは限らないので、あえて自分から自己アピール欄に書くこともオススメです!)

「時間の使い方が上手い、仕事が早い、業務効率が高い人材」といった視点で、自分自身を効果的にアピールしていきましょう。

会計キャリアに対する覚悟・本気度!

さて、ソフトスキルにおける評価ポイントはもう一点。

先日、採用企業の人事・現場責任者の方とお話をしたところ、USCPAホルダーを採用する魅力として、こういったお話をしてくださいました。

「ゆーままさん、USCPAを目指した方の傾向をご存知ですか?彼(彼女)らはUSCPAという会計資格を自ら取得する高いキャリア志向、自発性を持っています。

企業成長を支える上で、従業員一人一人の向上心が重要なことは言うまでもありませんよね。

自分の現状に満足することなく、常に知識を吸収しようとする姿勢、そのための具体的なアクション。そういったバイタリティ溢れる姿勢が弊社のメンバーとして必要なのです。

どんな境遇にも負けずUSCPAを取得したその覚悟、会計をキャリアの主軸にしたいという本気度、我々は面接の中でそれも見たいと思っているのですよ。」

いかがでしたでしょうか?

全3回に分けてUSCPAが転職においてどう評価されるのかご紹介してきました。これから転職活動を進めていく中で、企業や法人がUSCPAを持つ貴方に何を求めているのか、事前に理解しておくことはとても大切です。

例えば、先方が「英語ができる人材」として期待しているのに、応募書類・面接の中で英語スキルに触れない、もしくは英語に対してネガティブな姿勢を示すのは得策ではないでしょう。

人は期待を裏切られたとき、その落胆は大きいものです。それは人事や上司でも一緒。だからこそ今回のポイントをしっかりと押さえて、自分の言葉で堂々と伝えることができるようにしましょう。

さて、ここまでUSCPAが評価されるというポジティブな側面ばかりに目を向けてきました。しかし光あるところには影があるもの。次回はUSCPAが効果を発揮しにくい事例に目を向けてみましょう!

20代・30代の職務経歴書の作成ポイント

転職活動において必要な書類は履歴書・職務経歴書(・一部の外資系企業では英文レジュメ)です。就職活動の際に使用したものは履歴書・エントリーシートですから、初めて転職活動をされる方は「職務経歴書?」と感じるかもしれませんね。

職務経歴書とは、あなたがこれまで「どこで」「どんな仕事」をしてきたかを説明する書類です。会社における役職、担当したプロジェクトの規模感、そこでのあなたの役割を分かりやすく記載することが求められます。

職業柄20代前半から50代まで幅広い方々とお話しますが、職務経歴書に書ける内容・量はご経験によって十人十色です。

しかし、どの年代の方にも言えることですが、ダラダラと書いてしまっては先方に「論理的説明能力に欠ける」と捉えられかねません。

一つの目安として20代(転職経験なしor1回程度)の方は、A4サイズ1~2枚(2アップ印刷で1枚程度)、転職歴2回以上の30代以上の方であればA4サイズ最大4枚(2アップ印刷で2枚程度)でしょうか。

職務経歴書はこれまでの経験という「過去~現在」に目を向けるものです。20代前半の方であれば社会人経験も浅く、書けることが限られてしまう傾向にあります。

そういった時、無理やり職務内容を捻出して、長く書こうとすることはオススメしません。(書けることが少ないのは先方も承知の上です!)

20代の方であればポテンシャルや業務に対する姿勢も評価対象として見られているので、そちらを強めにアピールすることも効果的でしょう。

自己アピール欄を最大限利用したいところです、「過去」が少ないのであれば「未来」で補う!

逆に30代以上の方であれば、即戦力としての期待が大きいため、応募ポジションと親和性の高い経験・プロジェクトにボリュームを置きながら、職務経歴書を書くと良いでしょう。

いずれの場合でも、もし可能であれば利用中の転職エージェントに、内容の添削をしてもらえると安心ですね。