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大学職員 学生窓口/研究費管理

ご来社時のご相談内容と転職の目的

ご来社時の相談内容

相談者様は社会人3年目で、大学職員としてお勤めでした。大学では経済学を専攻。会計についても馴染みがあり、在学中に簿記2級を取得されていました。

安定性を求めて大学職員として就職されましたが、これまで度重なる異動のため、なかなか自分の強みや専門性を磨くことが出来ないことに悩んでいらっしゃいました。特に仕事の一環で大学教授や研究生を相手にするため、専門分野を突き詰めようとする方々と接する機会が多かったことも、自分のキャリアを考えるきっかけとなったそうです。

相談者様はもともと英語が好きだったこともあり、国際色豊かな大学で働いていました。そのため留学生や教授陣とも英語でコミュニケーションをとる機会は多かったそうです。得意の英語と好きだった会計を軸に転職活動を始めようとする中で、偶然にもUSCPA(米国公認会計士)を知り、受講も決意されました。

今回の転職は「英語・会計・USCPA」といった相談者様の関心が高い項目に関わる仕事を探しました。また、選考通過のチャンスを増やすため事業会社や会計事務所/税理士法人など幅広く応募をしながら、転職活動を進めることとなりました。

転職の目的・転職で実現したいこと

1: USCPA学習と仕事の両立ができる環境
2: 会計実務経験を積むこと

キャリアコンサルタントから見た転職成功のポイント

「第二新卒枠」を積極的に活用

相談者様は新卒入社し、社会人3年目でした。そのため年齢的にも「第二新卒」の求人に応募できることが大きな勝因でもありました。

新型コロナウイルスが猛威を奮っていた頃は、採用活動に消極的、もしくは様子見をする企業も多く、転職市場における求人も「経験者」向けにシフトしており「未経験者/第二新卒」向けは非常に数が少ない状況でした。

新様式の働き方も定着し、企業活動も落ち着いてきてからは、少しずつ若年層向けの第二新卒求人も数が戻ってまいりました。相談者様はまさに求人が回復傾向の中で、転職活動を開始されたので、新しい第二新卒求人に積極的に応募するよう心掛けてくださいました。結果、新しい求人にスピード感を持って応募できたことで、対抗馬が少ないという有利な環境で選考を進めることができたのだと思います。相談者様は書類選考を通過して面接に行く機会も多く、場数をこなしながら面接の精度を上げることができました。

直接的な業務経験はなくとも、センスをアピール

相談者様は経理業務の経験はありません。第二新卒向けの求人は直接的な業務経験がなくとも、「資格」「類似業務」「社会人経験〇年以上」といった比較的緩やかな要件で応募できるのも特徴です。

とは言え、東証一部上場企業などは関心を持つ方も多く、応募者が殺到しやすいものです。そのため少しでも他候補者との差別化を図るために、現職の業務で活かせるポイントを見つけ出し、応募ポジションとのフィット感や入社後も早期にキャッチアップできるであろうセンスをアピールいただきました。

相談者様の場合は、大学で研究室の研究費管理や申請業務、国からの助成金が適切に使われているか会計上の分析等を行っていました。そのため実績やコストの見直し、適切な経費精算がされているかどうかなど、会計業務をしていく上で必要な着眼点を兼ね備えていることも、先方の評価に繋がりました。

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