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会計事務所(ベンチャー企業向け)

ご来社時の相談内容と転職の目的

ご来社時の相談内容

公務員の両親を持つ相談者様は、大学在学中より公務員対策に取り組み、無事に公務員試験合格後は地方公務員としてお勤めでした。

しかし高校時代のホームステイ経験が忘れられず、いつか海外と関わる仕事がしたいと考え、TOEICや英会話レッスンなど英語力のブラッシュアップ学習を継続されていました。TOEIC800を機に、英語と並ぶコアスキルを身に着けたいと思い、転職を決意。

USCPA学習開始と共に、現職のベンチャー企業向けの税理士法人に入社されました。現職では40社近くの顧客を担当していますが、日々の業務量が多く、なかなかUSCPAの学習が捗らないこと、そしてせっかく高めた英語を使う機会がないことに、もどかしさを感じていました。

このままではUSCPA取得の長期化が懸念されるため、キャリアセンターに相談に来てくださいました。USCPA取得後は、監査法人で外資系企業やUSGAAP/IFRS基準を適応している企業に対する会計監査業務に携わりたいとお考えでしたので、その目標に近づけるよう「現職に留まるメリット」「転職するメリット」の両者をしっかりとお伝えした上で、転職活動の可否を検討いただきました。

結果、USCPA学習中から監査業務に携わることができ、且つ全科目取得後には監査法人側への転籍も検討できるBIG4グループ会社への応募のみ進めていくことにいたしました。

転職の目的・転職で実現したいこと

1:将来目指す会計監査職への糧となる業務内容

2:資格の学習と両立が可能な環境

キャリアアドバイザーから見た転職成功のポイント

何のために転職するかが明確であること

相談者様が現職で会計実務を積んでいることは、将来的に監査法人を応募する上で十分評価いただける経験となります。そのため転職に対しても闇雲に動くのではなく「①USCPA学習との両立」「②(現職と同水準以上に)会計監査職を狙う上で評価される業務経験」の2点に軸を絞り、限られたポジションの中で転職活動を進めました。

目的で応募数を絞ったからこそ、一つ一つの企業研究に十分に時間をかけることができ、何より転職に至った動機やご自身が目指すべき姿についても自信をもってお話しいただくことができました。

積極的な業務姿勢とコミュニケーションスキル

今回応募いただいた監査サポート職は、様々な監査案件に参加しながら会計士やクライアント先の経理部の方々との連携が求められます。そのため自ら主体的に相手と関わろうとする姿勢やコミュニケーション能力が業務を円滑に進めていく上では重要です。またこういったサポート・アシスタント業務の中には、本人の成長意欲ややる気に応じて、任せてもらえる業務が広がりやすい場合もあります。特に応募いただいたポジションはその傾向が強く、相談者様がUSCPA取得後に監査業務に関与したいというモチベーションと行動力が、業務内容と相乗効果をもたらすと面接官に捉えていただくことができました。

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