海外勤務もコロナで緊急帰国。USCPAが繋いでくれたBIG4監査法人へのキャリア

相談者様は、大学卒業後に日本の一般企業で経理事務としてお勤めでした。しかし在職中に予てからの夢であった海外留学を叶えたいと思い、退職。海外の語学学校に通った後、現地の日本人学校に転職されました。日本人学校では管理部門として現地の方々と肩を並べて就業されておりましたが、新型コロナウイルスが蔓延し、日本にいる家族とも相談し緊急帰国することとなりました。

帰国が決まってからは荷造りや退職手続き等で慌ただしい日々をお過ごしでしたが、並行して日本での就業先も確保しなければなりません。そのため合間を縫って、弊社の個別相談会にエントリーくださいました。海外在職中は管理部として生徒対応や受付事務・経理・総務といった幅広い業務を対応しておりましたが、中でも会計業務にやりがいを感じていたそうで、自己研鑽の一環としてUSCPAも取得されていました。

面談では関心をお持ちである会計領域で、且つ海外経験を活かしグローバル対応力が求められる業務内容・法人を希望されておりました。そのためBIG4監査法人の監査やアドバイザリー職、及び外資系企業の経理職にて転職活動を開始することとなりました。

1：海外との接点があり、英語力を活かせる環境であること

2：専門性が身につき、長期的なキャリア形成ができること

相談者様の選考過程で印象的だったのが、様々な法人から「行動力・業務遂行力」を評価いただいたことでした。もともと英語が然程得意ではなかった相談者様が、それを克服するために海外留学を決意し、寝る間を惜しんで準備を進め、現地の語学学校でも優秀な成績を修めてきたこと。そして現職でも、言語の壁をものともせず現地職員達と業務を進めてきたこと。そういったこれまでの努力の積み重ねを、エピソードでお話しいただくことで、面接官からは「非常にタフで、どのような環境でも伸びる人材」「新しい環境でも早期にキャッチアップが期待できる」と高い評価をいただくことができました。

相談者様は前職では経理事務を、現職でも管理部門の一領域として経理を担当していたため、ご経験としては（事業会社側で経理担当として就業していた方と比べると）深くはありませんでした。しかし会議や打ち合わせにも対応できる英語力や、経理としての一通りの業務知識、生徒や保護者対応等の対外的なコミュニケーションスキル、またアナログ処理が多い管理部の機能を、Excelやシステム導入等で効率化・簡略化を図るといった業務改善提案の経験など、マルチな能力をお持ちになられていたことも、法人の琴線に触れたのだと感じております。

相談者様は帰国日が決まって急ぎ就業先を探していたこともあり、選考に対して全体的にスピード感を意識されていました。コロナ禍によりBIG4のほとんどがオンライン選考で完結することが当たり前になっていたため、そこも海外から転職活動を行った相談者様の追い風になったと感じております。