セールスエンジニアから会計監査職に転身！「30代の転職」を実現するために

大学を卒業後、新卒入社された大手IT企業で、これまで10年以上キャリアを構築された相談者様。顧客の経理機能を改善するため、技術的な目線も交えて提案営業（セールスエンジニア）に従事されていました。より顧客のニーズに則した提案ができるようにと、業務理解を深めるためにUSCPA学習を開始されました。

USCPAの学習内容や顧客である経理部の方々と接する中で、会計の面白さに惹かれ、キャリアチェンジを検討するようになったとのこと。今回の面談では、具体的な転職先とその可能性についてご相談を承りました。

財務会計の実務を正しく理解し、適正な判断が出来るようになりたいとの思いから会計監査に関心をお持ちでした。ただ、会計実務経験を持たずにBIG4監査法人を狙うには、ご年齢を鑑みても選考通過は楽観視できない状況でした。そのため監査法人の採用温度感を見極めながら、（相談者様のお誕生日が近かったこともあり）スピード感をもって選考を進めるようにいたしました。

1：準大手～BIG4監査法人で会計監査に携わりたい

2：教育・研修体制がしっかり整っている環境

相談者様はこれまでセールスエンジニアとして、事業会社経理部門の課題解決や業務効率化に貢献されてきました。職種の特性上、現場が抱える課題を見つける分析力・ニーズを汲み取る傾聴力の他、自社のテクノロジーやシステムを用いて何が実現可能なのかを提案する力が求められます。

相談者様の傾聴力や提案力といったスキルもさることながら、誠実で「顧客のあるべき姿を目指す」ために尽力してこられた姿勢は、非常に魅力的であり監査法人でも十分ご活躍できる素地をお持ちだと感じておりました。

会計監査という業務はクライアントと二人三脚で進めていくため、相手と信頼関係を構築しながら、円滑に業務を進めていくことは非常に重要です。そのため相談者様においては、応募書類・面接ともに「事業会社経理部門との連携強化における即戦力性」を強くアピールいただきました。

実際に面接では上記に加え、セールスエンジニアとして習得していたIT知見も評価いただきました。近年は事業会社経理部門もRPA（Robotic Process Automation）やAI機能の導入などDX化が進んでいます。そういった時代の潮流への対応力も評価に繋がり、無事に内定取得となりました。

昨今の転職市場を踏まえると、BIG4監査法人の選考には年齢とご経験のバランスは重要な要素となります。その点、相談者様も選考通過において楽観視できるわけではありませんでした。しかし、ご相談にいらしたタイミングで、あるBIG4監査法人の監査部門より採用要件の見直しと、「●月までに●人の採用を固めたい」との連絡を頂戴しました。

相談者様もこのタイミングを逃さず、上記の採用枠での内定となりました。相談者様は初めての転職ということもあり、「本当に転職して良いのか」と迷いがなかったわけではありません。ただ、転職を先延ばしにせず挑戦できたからこそ、このタイミングを逃さず今回の内定取得へと繋げることができました。