過酷な労働環境を経て、見つめ直したキャリア。USCPA取得と共に掴んだBIG4監査法人の内定!
- USCPA全科目合格
- 監査法人
- BIG4
- 会計監査
- 20代の転職
- 男性
- TOEIC800以上
ご来社時の相談内容と転職の目的
ご来社時の相談内容
キャリアセンターとの初回面談時、相談者様は現職を退職されたばかりでした。新卒で入社した化学製品メーカーは国内営業担当として配属されましたが、慢性的な人手不足に悩まされており、相談者様が担当するエリアも既に前任者の退職が決定しているような状態でした。入社後、右も左も分からないまま新人研修と業務引継ぎを駆け足で行い、すぐさま現場に出ることになりました。分からないことの方が多い中、なかなか人手不足の組織では頼れる人もおらず、寝る間を惜しんで勉強を重ねたそうです。
ただ無理を続けることは難しく、体調不良になったことから家族や友人にも相談し、退職を決意されたそうです。転職活動も一度は試みたものの、まだ自身の強みと言えるスキルがなかったことから、なかなか望む条件・業務内容での求人が見つかりませんでした。そこから自身のキャリアを見つめ直し、今後安定したキャリアを構築するためにも「核」となる専門性を身に着けたいと思い、会計の学習を決意されたそうです。
約1年後、USCPA全科目合格を果たして再度面談をさせていただきました。前職を離職後は、USCPA学習に比重を置きながら、会計事務所のアルバイトとして実務経験にも触れてきたそうです。また学習期間中から監査法人の説明会にも意欲的に参加いただいており、会計事務所で培った実務スキルと、コツコツと努力を重ねていく自身の性格を考慮し、会計監査職を中心に転職活動を開始されました。
転職の目的・転職で実現したいこと
1:ライフワークバランスが整っており、長く働ける環境
2:教育・研修体制が整っており、知識のキャッチアップがしやすい環境
キャリアアドバイザーから見た転職成功のポイント
評価ポイントをいくつ作ることができるか
相談者様は短期離職と正社員経験の短さが懸念材料であり、監査法人の書類選考においても、先方の懸念を払拭できる強みが必要でした。そこで重きを置いたのが「早期にUSCPA合格を果たす」「少しでも良いので会計実務経験を積む」ということでした。
前職の離職後に行った転職活動で、未経験から正社員で経理経験を積むためには求人数が少なく、転職活動の長期化が危ぶまれたため、早い段階で上記のポイントに注力することに決めたそうです。実際にこの計画は功を奏し、「早期の資格取得(8か月でストレート合格)」「会計事務所で月次決算、年次決算補助まで経験」といったご自身のセールスポイントに繋がりました。
これまでのキャリア志向に関する説明
相談者様は新卒で入社された会社を、比較的早い段階で退職され、そこから資格学習と併行してアルバイトの期間が続いています。監査法人側も短期離職に至った経緯や、そこから敢えて正社員として転職しなかった理由は気にされるかと思います。ジョブホッパー(半年~1年間の短期離職を繰り返す方)になる可能性があるタイプか、組織に属して働くことができるタイプか等、様々なリスクを検討するためです。
相談者様の経歴も一見上記の誤解を与えかねないため、退職背景やアルバイト就業の理由、今後のキャリア志向について職務経歴書の段階でお伝えいただくようにしました。先方の懸念払拭に繋がり、会計事務所でアルバイトをしながら時間を捻出してUSCPA全科目合格に至ったという「結果」に対する納得感が得られたことは、内定取得に大きな影響を与えたと考えております。
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