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東証一部上場 精密機械メーカー 経理担当

ご来社時の相談内容と転職の目的

ご来社時の相談内容

相談者様は新卒で入社以来、これまで東証一部上場の精密機械メーカーで10年強に渡り、キャリアを構築された方でした。現職で業務理解を深めたいという思いからUSCPA学習を開始されましたが、全科目合格後「このままずっと現職に留まるべきか」と悩むことも増え、ご相談にいらしてくださいました。

現職の人間関係や福利厚生等は十分満足いくものであり、これまでの頑張りもきちんと給与に反映されていることから、安心感を持って働いていけると考える一方で、業務内容にこれ以上の広がりが期待できず、自身の知識の向上や新しい業務にチャレンジできる環境ではないことに、悶々とされる部分もございました。

現職では監査対応も任されており、担当の会計士の方から監査法人での業務内容ややりがいを聞く機会も多く、どこかで憧れを感じながらも今一歩踏み出すことができない状況でした。面談では「転職するキャリア」「転職しないキャリア」について、考えを整理するお手伝いをさせていただきました。

結果、相談者様にとって30代とは知識の吸収と専門性の確立が重要であるという結論に至り、今回監査法人に向けて転職活動を開始することになりました。

転職の目的・転職で実現したいこと

1:プロフェッショナルファームで会計専門性を磨くこと
2:裁量ある環境で、会計士としていち早く成長すること

キャリアコンサルタントから見た転職成功のポイント

限られたチャンスを逃さないスピード感

相談者様は現在の転職市場において、(監査未経験の状態から)会計監査に挑戦するにはギリギリの年齢層でした。豊富な経理実務経験を有していますが、BIG4では他候補者との比較の観点から、書類選考がなかなか通過せず、苦しい思いをされることも多くございました。

転職活動を進めていく内に、幅広い業務経験を積むことができ一人一人の裁量も大きいことから、準大手監査法人への関心も高まっており、BIG4と併行して応募を進めることを検討されていました。

そんな矢先にとある準大手監査法人より、業容拡大に伴う会計士の増員、及び応募要件の緩和をご連絡いただきました。増員枠に限りがあったため、すぐに相談者様にご連絡し、翌日には応募、即日で書類選考通過のご連絡を頂戴しました。

諦めずに、前を向き続けること

相談者様にとって初めての転職活動で、不安も多くございました。特にBIG4の選考が思うように進まなかった時は、落ち込むことも多く「無事に転職できるか、毎日不安です」と仰られることもございました。

しかし、苦しい状況でも前を向き、面接内容の振り返りや改善点の洗い出し、監査法人の業界研究を進めて、日々ご自身のブラッシュアップに努めていらっしゃいました。結果、ご関心の高かった準大手監査法人では手応えがある面接ができ、無事内定取得となりました。

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