USCPAで学んだことを実務に活かし、学習効率をあげたい！BIG4グループ会社への挑戦

USCPA学習を開始し、2年近く経過されている相談者様。現職が忙しいため、思うように学習時間が確保できず、当初の予定よりも1年以上遅れが出てしまっていること、キャリア形成における今後のスケジュールを相談したいとのことで面談の機会をいただきました。

何か専門性を身に着けたいという思いからシステムエンジニア職として就職活動を行ったものの、入社した企業では特定の下流工程の案件が多く、思うような専門性を磨けないことを危惧して、新たにUSCPA学習を開始されたそうです。

このままではUSCPA取得がままならないため、資格取得のしやすい環境への転職を希望されていました。加えて、ここから2年想定でUSCPAを取得したとして、年齢に対して求められるスキルを身に着けておくために、可能な限りUSCPAで学んだ知識を活かせる職種を中心に応募していくこととなりました。

1：USCPAで学んだ知識を、実務で活かせること
2：USCPA学習時間が確保できるワークライフバランスであること

今回相談者様は、USCPA学習に励む会計未経験者向けのポジションを中心に応募されました。特に志望度が高いポジションは、会計事務所やアウトソーシング企業での経理代行業務でした。自身で複数企業を担当し、担当企業の仕訳や伝票起票、決算業務や給与計算等の会計・労務の観点から、実務経験を積むことが可能です。中には日系企業の海外現地法人を主要顧客に抱える会計事務所や、外資系企業に絞ってサービスを提供するアウトソーシング企業など、企業や事務所毎に独自のカラーを有しています。相談者様はUSCPA学習中であることを活かし、USGAAP（米国会計基準）やIFRS（国際会計基準）を用いた会計処理が求められる職場を中心に応募されました。

相談者様は現職では直接顧客と接する機会が少なかったため、実際に会計事務所で勤務する際に、顧客と信頼関係を構築することができるか、顧客の要望を理解し（時には、全ての要望を受けるのではなく折衝しながらも）サービスを提供できるのか、という視点が面接で問われることも多かったです。

相談者様は学生時代のアルバイトで法人・個人への対応力が備わっていたこともあり、面接では上記の懸念点を払拭することができました。未経験者向けのポジションでは、直接的な実務経験を持たず応募する方がほとんどなので、知識面のポテンシャルや、現場が求めるソフトスキルが身についているかが問われます。その点で期待に沿うことができた点も、内定取得の要因だと考えております。

新しいことに挑戦するには、勇気が必要です。「（転職しても）USCPAの勉強が上手く進まなかったらどうしよう」「未経験から会計業務に挑戦して、本当にできるのだろうか」など、不安や焦りをお持ちの方も多くいらっしゃいます。

相談者様も、もちろん上記のような不安は抱えつつも、それ以上に新しい環境への期待をお持ちでした。この前向きな姿勢や、挑戦意欲は面接でも自然と発揮され、「入社後は〇〇〇にも挑戦してみたい」「入社後は、採用HPに掲載されていたUSCPAの〇〇さんとお話ししてみたい」等、先を見据えた話題やビジョンが多く出ていたと、面接官の方が仰っていました。その姿勢が好ましく、一緒に働いてみたい人材と感じたという評価もいただきました。